柔らかい時代に向かって

1990年代に本格的にスタートしたインターネット文明の流れは、西洋暦の世紀末のタイミングに合わせて、世界の政治・経済・文化・生活のあらゆる領域においてパワーシフトを実現しました。20世紀は、国家においても企業においても、具体的な領土や市場の拡大政策により、さまざまな戦争が発生しました。社会の主役は、国家・企業という組織の時代でした。

組織中心だった人類の文明の歴史が大きく変わろうとしています。インターネットの本質は、組織と組織の関係と交渉で出来ていた社会構造を終焉に向かわせ、個人と個人のそれぞれの関係性を充実させる方向に向かわせることにあります。

もちろんそれは簡単なことではありません。国家や企業組織は、人類の歴史の中で生み出した成果であり、さまざまなノウハウがつまっています。しかし、人類が近代の次の社会構造を目指すのであれば、これまでの経験を捨てたところに、新しい可能性が見えてくるのだと思います。

生命は、海で生まれ、やがて陸にあがり、大地の上に村を誕生させ、国家に発展してきました。そして、私たちは、次の基盤に移ろうとしているのです。それが情報化社会です。情報の海の中で、一人の人間が一人の人間と交流し、新しい文明を生み出そうとしているのだと思います。

人類は新しい可能性は、まだはじまったばかりです。まだまだ古い構造の支配力は強く固いものです。しかし、大きく強いものは、やがて、大きく強いことが限界になって自己崩壊していくでしょう。柔らかく素早い個人だけが、情報の海で新しい生態系を創り出せるようになると思います。海はいつまでも柔らかく生命を包みます

橘川は10代の頃からそういう想いと願いをもって生活してきました。あと、どれだけ、何が出来るか分かりませんが、平成が終わる、日本の世紀末の中で、若い人たちと、一緒に「未来」を模索する活動を進めていきたいと思います。私塾「リアルテキスト塾」は、そういう場です。参加・合流を期待いたします。

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